秋のヘッドフォン祭2014フォトレポートメモ~FitEar編~
初日の発表会前まではfitear、発表会後はAyaを視聴することができ、2日目からは両機種を比較視聴することができました。
連日大盛況のブースで、特に発表会直後は会場入口近くまで列が伸びたりもしましたが、各試聴機は4、5本用意されていて滞りなく列が消化されていたと思います。
fitear
まずは一つ目の新製品「fitear」。メーカーの名前をそのまま冠する、FitEarの開発を始めてから約10年かけてたどり着いた一つの到達点となる製品で、強い意気込みが感じられます。
fitear自体は既に何度か試聴する機会がありましたが、発売開始に合わせて付属する新型ケーブル「006」は初披露。物販列に並ぶ通常の販売方法とは異なり、一度ブースでfitearと006ケーブルを試聴することが購入条件に。その後、購入整理券を受け取り物販コーナーで購入するという流れ。整理券は60番台以上出ていたようなので、かなりの本数が販売されたようです。
サウンドは明朗快活。透き通るようなボーカルで中高域の綺麗さが目立つ一方、メリハリのある引き締まった低域、特にスネアドラムの響きが気持ち良い。MH335DWのような量感ある低音ではありませんが、ノリの良い曲とかなり相性が良さそう。これからのFitEar製品群のリファレンスとなるか。
また、fitearと同じくドライバが公開されていないユニバーサル「Parterre」と大ざっぱに比較して、明るい曲はfitear、しっとりした落ち着いた曲にはParterreといったような使い分けが出来そうです。
006ケーブルについて、これまでのケーブルよりも細身で取り回しはかなり良い感じでした。
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レビュ乙