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銘機の予感、SONY MDR-MV1の開封とレビュー

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5月12日にソニーから発売された新型ヘッドホン「MDR-MV1」を購入しました。

普段使いにはYAMAHA YH-5000SEを重宝していましたが、これから夏に向けて湿度・気温が上昇していく中、どうしても純正イヤーパッド(¥27,500)の劣化が気になってしまう性分のため、夏用ヘッドホンとして選択しました。

幸い発売前に試聴していたため、ある程度装着感や音について把握した上で、購入は公式ストアから。各種クーポンを使用すると5年保証付きで51,460円とお買い得でした。

外箱はシンプルに、実物大のMDR-MV1がデザインされています。Made in Thailand。

厚さは約6cm、モニター用製品のためか意外と省スペース。

取り出せるような内箱はなく、内容物はヘッドホン本体と付属ケーブル、説明書とシンプル。この価格帯で変に豪華にするよりは、このくらいが丁度よい。

付属ケーブルは約2.5mでステレオ標準プラグ仕様。ステレオミニプラグへの変換アダプタが入っています。

ヘッドホン本体。背面開放型ということで、細かな穴、スリットが一面に空いています。

ケーブルは片出し仕様。

反対側から。イヤーパッドの内径は7cm×4cm。ゆったりサイズとまではいかず、若干耳たぶがはみ出てしまいましたが、ふかふかとした弾力があるのでそれほど苦にはなりません。

イヤーパッドの厚みは約2cm。スエード調で肌触り良く、蒸れも少なそうです。

ソニーのヘッドホンによく見られる形のヘッドバンドは可もなく不可もなく。残念ながらセルフ交換は難しそう。

アルミハウジングの下側までスリットがびっしり。

コネクタはねじ式で、確実にロックすることができます。

ヘッドバンドの長さは両側10段階で調節可能。

その他、左右には色分けされたLR表記とProfessionalのシール。

イヤーパッドははめ込み式で簡単に取り外しと、装着ができました。

振動版周りを見ると、全体的にプラスチック感があります。

ちなみにイヤーパッドは片側4,510円で販売されているため、左右交換すると約9,000円かかります。

e☆イヤホンでMDR-MV1用イヤーパッド (片側1個)を見る

同じソニーのモニターヘッドホンでは下の価格帯となる、MDR-M1STのイヤーパッドは片側約2,000円、MDR-CD900STは片側約1,200円なので若干割高感はありますが、YH-5000SEと比較するとまだまだ良心的です。

最後に、10日間ほどMDR-MV1を使用してみたレビューです。

※個人的に、音楽制作等、モニターヘッドホン本来の役割を発揮する場面はなく、あくまでも普段の生活の中での使用に基づいた感想です。

使用感

本体重量約223gと非常に軽いです。

イヤーパッドも耳をある程度覆う大きさがあり、弾力も十分。スエード調で今のところ蒸れもあまり気にならず、快適に使用できています。

側圧は普通程度。MDR-MV1を使い始めた頃は丁度良い装着ポジションが見つからず、長時間使用していると頭頂部や耳周りに心地悪さを感じていましたが、ヘッドバンドを気持ち短めに調節したところ、かなり改善されました。

片出しの付属ケーブルは太すぎず、くせも付きづらいため取り回しは良好。6.3mmの標準サイズプラグは個人的に何の不都合もありませんでしたが、ケーブルの長さ2.5mはちょっと短い。やはり3mは欲しいところ。

あと当たり前ですが開放型のため、音漏れあり。外の音も良く聞こえます。

音質

個人的にソニーのモニターヘッドホンといえばMDR-CD900STの存在感が非常に強く、当初、MDR-MV1も同じように音の1つ1つを余さず拾い、分析的に音を聞くためのサウンドを想像していました。

しかし実際に聴いてみると、高域はCD900STのようなピーキーさはなく、非常に耳障りの良いサウンド、かつ高いところまでよく伸びています。

また、低域は開放型ヘッドホンということを忘れるほどの量が出ていて、不足感は全くなし。密閉型のエントリーモデルでこの量の低音が出ていると、今度は逆にこもりが気になることがありますが、そこは開放型なので良く抜けています。

ボーカルは強調されることはなく、あくまでも音楽を構成する一要素という立ち位置。全体的には長時間のモニター用途を想定した、聴き疲れしにくいサウンドとなっています。

やはりモニターヘッドホンということで味付けは極力排除されていて、集中して聞きたい音を拾うことができます。特に、左右別々に聞こえるような音の聞き分け易さには驚きました。

総評

MDR-MV1はとにかく、長時間かつ長期間の使用を想定したモデル。

本体は軽量でイヤーパッドの耳当たりは良好。サウンドも若干低域寄りですが誇張はなく、モニターヘッドホンの音かつ聞き疲れの少ないものとなっています。

音楽に特化したリスニング用途のヘッドホンは、普段聴いている音楽を更に良く聴かせてくれる一方で、映画鑑賞やゲームプレイ時のセリフや効果音、環境音といった音楽以外の要素に違和感を覚えてしまうことがありますが、しばらくMDR-MV1を使用してみた限りでは、そういった違和感とは無縁でした。

また、替えのイヤーパッドや付属ケーブルも、他のモニターヘッドホンと同様に長期間供給されることが想定されるため、息の長いモデルになることも予想されます。※個人的には劣化が避けられないヘッドバンドも何とか交換したいところです。

以上から、MDR-MV1は様々な用途の普段使い用に、とりあえずちょっと良いヘッドホン1本で完結させたい方にお勧めなモデルですが、音楽だけを楽しむ目的であれば、あえてMDR-MV1を選ぶ必要はないと思います。

また、私のようにヘッドホンを何本も所有するような物好きな方の、リファレンスとしての1本としての選択肢もアリ。

早速、この夏からガンガン使用していきます。

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