final D8000 Pro Editionの開封とファーストインプレッション
finalから7月31日に発売されたヘッドホン「D8000 Pro Edition」を購入しましたのでその開封の様子とファーストインプレッションです。梱包の違いに驚いた!
以前一度だけPro Editionを試聴する機会がありましたが、イベント会場であまり静かな環境ではなかったことと、オリジナルD8000と直接比較ができなかったため音の傾向を正確に把握することができませんでした。
ただ、finalの公式ページにD8000とD8000 Pro Editionの音の違いを表す図があり、ノリの良いアニソンにはPro Editionの方が合いそうな感じだったので少し気になってはいました。
あくまでD8000の音がベースにあるので、既にD8000を所有しているのにわざわざ購入までは・・・と普通はなるところですが、
D8000を購入した際の記事のコメント欄にあるように、お友達紹介割引で当ページのIDを利用して下さった方々の後押しがありました。これは今後この2機種の購入で迷うだろう新たなファイナラーへの手助けとすることで還元しなければと思い、私欲8割を合わせて購入した次第です。
D8000は公式通販で395,190円、D8000 Pro Editionは446,120円で約5万円の価格差があります。内容物にも変更があり、ヘッドホンスタンドがキャリーケースに、3m標準プラグのOFCケーブルがOFCシルバーコートケーブルに変更されています。スタンドとキャリーケースはどちらも単品で13,040円ですが、 OFCケーブルは単品価格が不明 、OFCシルバーコートケーブルは76,200円であることから5万円の差はケーブルにあるようです。
ちなみにD8000の時にも紹介したように初回限定のお友達紹介割引と誕生月の10%OFFクーポンを併用し、更に10%ポイント還元を加味すると、実質325,221円で購入することができます。
(もしこの時点でD8000 Pro Editionをダイレクトショップで購入&初利用する!という方がいらっしゃれば、 お友達紹介割引でID「hpplusep」 を使って頂けると嬉しく思います。10%OFFで購入でき、私にもポイントが付与されます)
※final公式ページのリニューアルに伴い、お友達紹介割引は現在利用できません。
FINAL DIRECT SHOP: https://final-audio-design-directshop.com/
外箱はD8000と同様の状態で送られてきました。今回、せっかくなので新色のシルバーを選択したため型番はD8000S Pro Editionとなっています。反対側に納品書の入った封筒が一緒にパッケージングされています。
厳重に梱包された中箱。
更に梱包された化粧箱が入っています。ここまではD8000のときと同じ。
D8000はここから変形合体するロボットの如く複雑な梱包を解いていきましたが、Pro Editionは中央に本体の入ったキャリーケースと、それを挟むように付属ケーブルが2本収められているだけの非常にシンプルなものになりました。確かにキャリーケースを同梱するならこれ以外にない合理的な梱包の仕方です。
ということで開封作業はあっけなく終わってしまいました。内容物一式です。
ケースを開きヘッドホン本体とご対面。ハウジング固定を兼ねた緩衝材はD8000と同様。
(追記)2021年2月にコンパクトになった新しいキャリーケース2が発売されました。コメントより情報を頂きましたが、現在はこちらが付属するようです。
\D8000/D8000 Pro edition用キャリーケースII発売開始!/
— final_staff (@final_staff) February 26, 2021
外に持ち歩く際に便利な、新規デザインのキャリケースIIを本日より発売開始いたします٩(๑`^´๑)۶
1.5mケーブルを収納するのに最適なポーチ付きです!!
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カラーリングがシルバーになったことで黒の無骨さから上品な感じに、金属っぽさも増しました。重さは523gと変わりませんが、気持ち、明るく軽やかな印象を受けます。
直ぐに分かるD8000との違いとして、イヤーパッドが変わりました。厚さや弾力は同じですが、D8000のさらっとした表面からPro Editionは肌に吸い付くようなしっとりとした手触りのものになっています。中の人によると、より耐久性の高いものに変更したが、イヤーパッドによる音の差はないとのこと。
あとはカラーリングによる違いになりますが、シルバーの表面はブラックよりも滑らかに塗装されていて光の反射やコントラストが綺麗です。
せっかくなのでD8000付属のスタンドに掛けてみました。やはりシルバーコートケーブルとハウジングの一体感は良い感じですね。
まだしっかりと比較できていませんが、Pro Editionのファーストインプレッションとして、D8000の大きな特徴でもあった低域が大人しくなり、多少音量を上げても低域が支配的にならずに全体の音を見渡せるようなバランスになりました。低域の量感が抑えられた分、D8000で気になっていたハイテンポのロック調の楽曲での低域のもたつき感も解消されたように感じます。この違いはどちらが優れているというものではなく、完全に個人の好みですね。
公式によるとPro Editionは解像感も増しているそうですが、単体ではそんな気がするかも・・・程度でしたので、ちゃんとD8000と比較する必要がありそうです。
ということで開封直後ですが、想像していたよりもD8000とD8000 Pro Editionの音の違いが明確に感じられたので良かったです。週末には色々な楽曲を聴きながら両機種の特徴、向き不向きなどをまとめられればと思います。
過去のD8000関連の記事はこちら
final D8000 Pro Edition プロ用チューニングの平面磁界ヘッドフォン (シルバー)
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男性ボーカルと女性ボーカルをD8000 Pro Editionで聴いたときのそれぞれの特徴を知りたいです
>>1
大まかな特徴はD8000のレビューにも書きましたが、基礎能力が高いためどちらが得意不得意といったものはないです。D8000よりも低域が抑えられているので相対的にボーカルが聴き取りやすく、ボーカルを最も重視するのであればPro Editionがおすすめです。最近の男性ボーカルは高い声が多いので大丈夫ですが、低い声と女性ボーカルとの混声になると男性ボーカルが少し聴き取りにくいです。
あと個人的な好みですが、アップテンポで女性ボーカルの曲、具体的にはLiSAの楽曲などがとても気持ちよく聴けます。男性でも伸びやかな高い声やハスキーボイスがいい感じです。
D8000Proの購入に「hpplusep」使わせて頂きました。ありがとうございます。
無印かProかで悩んでいたのですが、こちらの開封レビューを見てメンテナンスに出す時の再梱包が楽そうだと思いProにしました。
文字通り最後の一押しになったためとても参考になるレビューでした。
重ねてありがとうございます。
>>3
ご報告ありがとうございます。
まだ詳細な比較が書けないでいますが、少しでも参考になれたようで良かったです。
もしスペースに余裕があれば、純正スタンドがあると良い佇まいになりますよ。
どうしても今月欲しかったので、D8000 Pro Editionの購入に
誕生月クーポンと併せて「hpplusep」を使わせて頂きました。
ありがとうございました。
ジャズを聴く時は、D8000の低音が特徴的な空間表現重視のふわっとした感じが非常に合うのですが、ボーカルを中心とした曲では、ボーカルがより前面に来て欲しいと思っていたので、D8000 Proがぴったりではないかと思い購入した次第です。
届いた当初は音が硬く、この硬さが取れたらと思って聴き込んだ所、エージング効果なのか次の日あたりからは、音の硬さも取れてきて、徐々に良い感じになってきました。
これからは、聴く音楽の種類によってD8000 ProとD8000を使い分けていきたいと思います。
いつも、こちらのレビューを参考に読ませて頂いております。
これからもオーディオ関係のレビューを楽しみにしております。
>>5
ご報告ありがとうございます。
聴き比べると結構違いがあって面白いですよね!
後はもう少し軽くなれば気軽に持ち替えられるんですけど・・
初めまして。最近レビューを拝見させて頂いております。この度D8000Proの購入を検討しており、その際にはお友達クーポンID「hpplusep」さま を使わせて頂こうと思っているのですが、数多く高級ヘッドフォンを所持されておられるhpplusepさまに一つ、お聞きしたい事があります。
私は耳元で聞こえるヴォーカル重視のヘッドフォンが好みで、高級ヘッドフォンを色々物色しているのですが、宜しければアドバイスを頂けませんでしょうか?
SennheiserさんのHD800Sがヴォーカル特化で有名と聞きますが、選択肢が多すぎで迷っております。ご返答頂けると幸いでございます。
>>7
どちらも所有してますので、比較試聴してみました。
HD800Sは確かにHD800と比べるとボーカルが聴き取りやすくなりましたが、ボーカル特化というよりは万能型に位置づけられると思います。これはD8000 Pro Editionも同じで、個人的に10万円を超えるような機種はある程度の音質が既に確保されているので、あとは+αの味付けとユーザーの好みがどうマッチするかだと思っています。
なので両機種とも「ボーカル特化」とすると他が不足しているという捉え方もあるため、ボーカルも得意という方がしっくりくると思います。この意味でのボーカル特化にはK812が当てはまるんじゃないかなと思います。
両機種をまとめると、ヘッドホンによる味付け要素を極力抑えたモニター寄りのD8000PEと、そこに音楽的な要素としてボーカルと低域を盛り上げ、広い音場で雰囲気づくったHD800Sというイメージになります。
音の粒立ちや分離感はD8000PEの方が良いので、音の1つ1つを余さず聴きたい場合にはこちらが良いと思います。個人的には低域が少し物足りない場面があるのでD8000の方を良く使いますが、そこはお好みで。あとは重さと側圧がそこそこあるので、着け心地は圧倒的にHD800Sが良いです。
余談ですが、もし近くに試聴できる環境があれば、同じストアで購入できるEmpyreanや最近発表されたT1 3rd Generation、加えて予算が許すのであればSR-009Sも聴いてみてください。
この度D8000 Pro Editionを購入するにあたりお友達割引でID「hpplusep」を利用させていただきました。
購入前に試聴機レンタルでD8000無印の音を確認しましたが、自分には少し低音過多だったので、こちらのレビューを参考にPro Editionのほうを購入することにしました。
届いてから音を確認したところ自分好みの低音の量感だったので満足しています。
この度はありがとうございました。
>>9
ご報告ありがとうございます。
拙いレビューですが、少しでもお力になれたようでよかったです。
無印とProは姉妹品ですが、音の違いが明確で好みもはっきり分かれるので面白いですね。
D8000 Pro Edition購入に際し、お友達紹介割引でID「hpplusep」を
利用させて頂きました。ありがとうございます。
本ページの記事でお誕生日割引とお友達紹介割引を初めて知って
選択肢に入れることが出来、結果購入に至れました。
添付品のキャリーケースですが、本ページの写真と違い、
現在final DIRECT SHOPで販売されている
「D8000/D8000 Pro用キャリーケース 2」になっていました。
後に購入される方への参考になれば幸いです。
>>11
コメントありがとうございます。
私も割引が併用できると知ってから、D8000購入が現実のものとなりました。
新ケースが標準で付属するようになったんですね、情報ありがとうございます!記事の方にも反映いたしました。