Astell&KernからAK320が発表されたのでAK240、AK380と比較してみました
国内での価格、発売日は未定となっていますが、スペックは公開されていますので、現行機種AK240、AK380と比較してみます。
型番 | AK320 | AK240 | AK380 |
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ボディカラー | ガンメタル | メテオリックチタン | |
素材 | アルミニウム | ジュラルミン | |
内蔵容量 | 128GB | 256GB | |
サンプリングレート | 352.8KHzは176.4kHz、384kHzは192kHzへダウンコンバート | 352.8kHz, 384kHzネイティブ | |
DSD | PCM176.4kHz/24bitに変換 | 2.8/5,6MHzネイティブ | 2.8/5,6/11.2MHzネイティブ |
量子化ビット数 | 32bitは24bitにダウンコンバート | 32bitネイティブ | |
DAC | AK4490×2 | CS4398×2 | AK4490×2 |
リファレンスクロックジッター | 200fs (VCXO Clock) | – | 200fs (VCXO Clock) |
AK380AMP対応 | 〇 | × | 〇 |
バッテリー | 3,400mAh/3.7V | 3,250mAh/3.7V | 3,400mAh/3.7V |
ディスプレイ | 4.0型TFTカラーLCD | 3.31型 AMOLED | 4.0型TFTカラーLCD |
サイズ(mm) | 79.8× 112.4 × 17.9 | 66 × 107 × 17.5 | 79.8× 112.4 × 17.9 |
重量 | 約230g | 約185g | 約230g |
発売時の小売価格 | (約260,000円以下) | 285,000円 | 499,980円 |
発売日 | (2016/1/xx) | 2014/2/21 | 2015/7/10 |
この他、外観の違いとしてボリュームダイヤルがAK Jrと同様の本体裏側に移動しました。
こうして比較してみるまで、AK320は型番からAK240とAK380の間に位置するモデルと思っていました。
AK380の筐体、DAC、クロックを流用しつつ、あえて性能を抑えた感じでしょうか。AK4490を搭載しながらDSDのネイティブ再生に対応していないのはちょっともったいない気がします。
また、AK240とAK380の内蔵容量が256GBだったのに対して、AK320は128GBと半減しています。
以上から、
・AK380の音が好み。外付けAMPも使ってみたい。でも価格がありえない。
・DSD音源をあまり聴かない。
・容量もそこそこで十分。
という方にはお勧めできると思います。
AK320は「新しいスタンダードモデル」との触れ込みですが、これまでのAK000シリーズに見られた高機能化×高価格化の流れから外れた、少し異色の存在のように見えます。DAPの高価格化の流れもここで少し休憩でしょうか。
http://www.iriver.jp/information/entry_860.php
アユート(アイリバー) Astell&Kern AK380 アンプ メテオリックチタン AK380-AMP-MT
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