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FiiO X7が技適未取得なのでは?と話題に

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オヤイデ電気から販売されているFiiOの高級DAP「X7」が技適未認証だったのでは、と昨日から話題になっています。

発端はこちらのツイートでしょうか。

あまりこの方面には詳しくなかったので、少し調べてみました。

技適とは?

技術基準適合証明または技術基準適合認定を指す言葉で、今回は技術基準適合証明に関係します(厳密には工事設計認証ですが今回は割愛)。

で、日本国内で無線を利用するためには、その機器が技術基準適合証明を受けていなければなりません。

証明を受けた機種には、認証番号が振られ、証明を受けたことを示す技適マークを表示することができます。

例えば手元にあるiriver Astell&Kern AK380はこんな感じに裏面に技適マークと番号が印字されています。

ak380-giteki

そして技術基準適合証明を受けた機器は総務省のページで検索することが出来ます。

番号010-100183で検索すると、確かに該当しました。

giteki-ak380

他に、ソニーのウォークマンNW-ZX2で検索しても、ちゃんと登録されていることが分かります。

giteki-zx2

さて、今回のFiiO X7については筐体には技適マークが見当たりませんでした。

fiio-x7-back

先のページで型式名X7で検索しても、これだというものが見当たりません。

残された可能性として、内部のwifiモジュールが認証済という場合がありますが・・・

x7-module

FiiO X7のwifiモジュールはこちらの基盤。

x7-wifi-module

拡大画像から、AP6210が型番のようです。メーカーはAMPAK。AP6212となっている画像もありました。

先の総務省ページでAMPAKを検索すると、似たような型番の機器が登録されていましたが、残念ながら目的のものはどちらもありませんでした。

 

問題点

X7が認証を受けていなかった場合、何が問題となるのか。

それは販売者ではなく、その使用者が電波法に違反する恐れが出てくること。

この辺りは海外製端末の個人輸入等で結構グレーゾーンな面もあるようですが、国内で正式に販売する製品については確実に対応しておかなければならなかったところ。

国内の正規代理店であるオヤイデ電気からは調査中ということでしたが、直ぐに回答がないということはそういうことなのかもしれません。

技適マークについては本体に印字するか、画面上に表示できるようになれば良いとのことなので、今後、認証が済み次第、ファームウェアのアップデートで対応されるのかもしれません。

 

ひとまずのX7ユーザーの賢明な対応としては、電源を落とし、オヤイデ電気からのアナウンスを待った方が良さそうです。

追記

2月19日、オヤイデ電気から公式にFiiO X7の回収が発表されました。

ユーザーから返送してもらい、技適を取得しソフトウェア上で表示できるようにした後で返却されるそうです。

返却は3月下旬から4月初旬を予定とのことで、希望者にはFiiO X3 2ndかFiiO X5 2ndを貸し出してくれます。

http://www.oyaide.com/fiio/x7_support.html

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