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平成最後の秋のヘッドフォン祭2018に参加してきましたpart2

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秋のヘッドフォン祭2018の試聴感想まとめ第2弾です。

 

iBasso Audio SR1

 

iBasso Audio初のヘッドホン。

見た目はかなりごつい印象でしたが、装着してみると意外に快適。ほんの少し重さが気になる程度でした。

音抜けが良いのと、細かな音まで分析的に鳴らす少し硬めのサウンド、というのが第一印象。

後で調べたところ海外では500ドルくらいで販売しているそうで、コストパフォーマンスの良さに驚きました。

個人的な好みには合致しませんでしたが、まだまだポテンシャルがありそうなので、もっとじっくり聴く機会が欲しいですね。

 

iBasso Audio IT01/IT01s/IT03/IT04

中の人に勧められるままにイヤホン4機種を一気に試聴しました。

IT01はエントリーモデルということで、特に期待を裏切るということもなく、中域にフォーカスした必要最低限の音数、音ではなく音楽を聴かせる印象。

IT01sはIT01よりもオーディオ寄りの音質という説明を受けて試聴。確かに高域の曇りが晴れ、全体的に音が明るくなりました。個人的には圧倒的にこちらの方が好みです。

IT03は前2機種に比べてかなり音を分析的に鳴らしつつ、破綻せず安定したサウンド。音全体から相対的に見た高音の鮮明さは1sよりも控えめですが、それが程よいバランスとなって上手くまとまっています。

最後に聴いたIT04は、安定したIT03のサウンド全体に迫力が加わり、聴いてて気持ち良いサウンドでした。ただ、連続試聴で前機種との比較ではなく、単独でもう一度聴いて判断したいところ。

気に入った順番としてはIT04 > IT01s > IT03 > IT01。

IT04でも国内価格5万円台後半と、比較的手の届きやすい価格設定もかなりの魅力。

 

SENNHEISER HD820

そういえば初試聴だった機種。所有している同社開放型のHD800Sから大きな音の違いは感じられませんでしたが、HD820もHD800Sと同様に耳をすっぽり覆う余裕のある作りながら、音漏れがほとんどしないことに驚きました。さすがに密閉型というだけはあります。

HD800系統の音が気に入っているけども、開放型を鳴らせない環境という方には、少々お値段は張りますが、かなり魅力的な選択肢になるかと思います。

 

SENNHEISER MOMENTUM True Wireless

ゼンハイザーから初の完全ワイヤレスイヤホンということで、会場内の同製品群では一番注目されていたように思います。

若干膨らみ気味な低音と、控えめながら少しだけ刺さる高音、ヘッドホンのMOMENTUMに近い音のバランスで多くの人が好みそうなサウンド。

左右のハウジングで音量等の操作ができますが、タッチ式ながら反応速度が良く、快適に操作できました。重さについてもほとんど感じられず。

総合的にかなり完成度の高いモデルという印象を持ちました。

 

MoonDrop A8

とても快活なサウンドで、特徴的な中高域はしっとりというよりは乾いている印象。低域も十分量出ていますが、良く締まっているため、全体的にシャキッとした音作り。

少し固めながら音楽的なサウンドが好みの方に合いそうです。

 

MoonDrop 5ドライバ試作機

中の人に勧められるままに試聴した5ドライバの試作機。

日本向けのチューニングということで、中高域、特にボーカルが鮮明に、聞き取りやすく調節されていました。

先に聴いたA8と比べると音数は減って全体的にすっきりとした印象ですが、中高域の処理も合わせて個人的にハマりそうな機種。

ちなみにケーブルが恐ろしく太かったのですが、私物ということで。仮に製品版となった場合は普通の太さになるとのこと。

 

MoonDrop 2ドライバ試作機

面白い音がするよということで聞いてみましたが、面白い音がしました。

2ドライバということで、低域はバスドラム周辺、高域はボーカル周辺とピンポイントに聴かせたい音を絞ってきています。

オールマイティなサウンドからはかけ離れていますが、ハマる曲にはとことんハマる印象。

今回の試聴曲の中にあったVORACITYと過去最高に相性のいい機種。

 

canal works  CW-U77

カナルワークスから新しく発売されたユニバーサルイヤホン。

同社のカスタムIEMであるCW-L77をベースとしていますが、アルミ削り出しのノズルを採用するなど若干違いがあります。

はっきり言って好きな傾向のサウンドでした。が、残念なのはモデルとなったCW-L77の試聴機と比較したところ、CW-L77の試聴機の方が音の響きが深く感じ、こちらが好みだったこと。仮にカスタム版を作成したとしても、試聴機と同じになるとは限らないため、悩ましいところ。

少し盛り過ぎなくらいに十分量の低域、広い音場、各帯域が全体を破綻させることなく耳に押し寄せる感覚。私がホームオーディオで目指したい音とはこういうものかもしれません。

一方でCW-U77は若干ですが全体の音が締まり、高域が少しシャープな印象を持ちました。

平成最後の秋のヘッドフォン祭2018に参加してきましたpart1

平成最後の秋のヘッドフォン祭2018に参加してきましたpart3

 

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