ソニー、高音質を追及したmicroSDカード「SR-64HXA」を発売
存在自体は前々から噂されていましたが、ついにmicroSDXCメモリーカード高音質モデルとして正式に発表され、各所で話題となっています。
速度や容量の向上が求められるSDカードに音質?という謎の多いコンセプトですが、その秘密はしっかりと製品ページに掲載されています。
http://www.sony.jp/sd/products/SR-HXA/
情報は簡潔にまとめられており、どうやらファイルの読み出し時に発生する電気的ノイズを低減することで音質を向上するらしいことが読み取れます。
また、輻射強度という聞きなれない言葉に加えて数値がありませんが、ノイズ低減効果が分かるらしい周波数解析データも示されており、何となくノイズが低減されたんだろうなということが分かります。
その他特に情報はなさそうなので、つまりは自分の耳で聞いて感じろ、ということでしょう。多分。
ZX2で初見の楽曲でブラインドテストしましたが、ハッキリと聴き分けられました。SNが良くなるので、ヴォーカルの抑揚と空間表現の広がり感に違いが現れやすいです。「ソニー、“音の良い”microSDカードを発売」 – Phile-web http://t.co/KWOquT0VnG
— 野村ケンジ (@nomurakenji) 2015, 2月 19
実際、僕が「ブラインドテストします」と突然言い出したとき、ソニーのエンジニアの方がドギマギしていました。聴き分けられず、難癖つけられるカモ、と思ったのかもしれません。ホントに聴き分けられなかったら素直にそういうつもりでしたけどね(笑) http://t.co/KWOquT0VnG
— 野村ケンジ (@nomurakenji) 2015, 2月 19
SDカードにアクセスしたときの電流波形。縦軸20mA/div。わりと周波数高いんで、終段のアンプのPSRRもあてにできないし、回路がしょぼければ出力に出てくる可能性は皆無じゃなくて、これを低減するというのはアリじゃないかと。>ソニーの pic.twitter.com/Ws8D30vMgr
— やまねこ@楢ノ木技研 (@felis_silv) 2015, 2月 19
技術的には理にかなった方法のようで、分かる人にはどうやらはっきりと違いが分かる模様。
ソニーによればウォークマンの場合、内蔵メモリと一般的なmicroSDを比較すると、内蔵メモリから再生した方がノイズの発生は少なく、音質面では有利。しかし、「SR-64HXA」と比べた場合は差が縮まり、「楽曲によってはSR-64HXAの方が優れている事もある」という。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20150219_688522.html
こちらの記事によると、基本的には内蔵メモリから再生した方が音質が良いとのこと。
結論としては、次の要件を全て満たす方が本製品のメインターゲットになりそうです。
- DAPの容量を増やしたい
- DAPにSDカードスロットがある
- DAPの内蔵メモリと通常のSDカードに入れた同じファイルの音質の違いを聞き分けることができ、かつ通常のSDカードの音質に不満がある
- 通常の5倍の金額を支払っても音質の不満を改善したい
そんな方にお勧めするSR-64HXAの容量は64GB。
価格はソニーストアで税抜18,500円。3月5日発売予定となっています。
Sandisk microSDXC Ultra UHS-I NEW 48MB/s 128GB SDS
SanDisk |
5倍も高いか?
比べるならSONYの同容量のものと比べるべきだと思うが
高級オーディオにありがちな「音質の為に電力会社を変える」とかそういうレベルに到達してしまった感のあるハイレゾ商品・・。
幾ら「原音忠実」と言っても、その原音がそもそも宜しくないのか、試聴機聞いても今一恩恵が実感できない。そちらを改善してよ。