秋のヘッドフォン祭2015で新製品を試聴してきました。
FitEar Air
FitEarブースでもハイブリッド型となるAir。情報の初出は4月1日で日付が日付だけに真偽が不明でしたが、ついに正式発表です。
微弱な刺さりがあるかないかのMH334系の高域に、低域はFitEarにこれまでなかったような空気の圧が感じられる音でした。低音に量感はありましたが過多とまではいかず、全体を包み込むように聞かせてくれます。既存の機種とはまた違った方向性ですが、上手くまとまっていました。今回の新製品の中では好印象なものの一つです。
oBravo erib-2a & HAMT-1
プレイナー・マグネティック・ツイーターという独特な機構を搭載したイヤホンですが、音のほうも独特でした。全体的にはフラット寄りだったような気がしますが高域にクセがあり、あまり良い印象は残らず。お値段も結構するようですが、他メーカーの音の傾向にはどれも当てはまらかったことは確かで、かなり音源も選ぶようです。
装着時に筐体の下部が耳に当たってしまい、痛みのないよう調整する必要もありました。
こちらも同様の機構を採用しているヘッドホン。ブースの方曰く、これまでに聞いたことのないような音らしいですが、まさにその通り。音が広いというか遠いというか、ボーカルが周りから1.5歩くらい下がっているような・・・うまく表現できませんが、これまでのヘッドホンの音のイメージとは異なるサウンド。独自の音づくりは応援したいですが、購入候補になることは将来的にもなさそうです。
canal works CW-L05QD2 & CW-L33BB
フルレンジ4基のCW-L05QD2はCW-L05QDの後継モデル。説明文にもあるように、変わらず非常にジャンル、更に言えば楽器を選ぶ機種。私が普段聴くような楽曲にはあまり合いませんでしたが、小編成で、特に弦楽器がメインの曲には素晴らしく合いそうです。
CW-L33BBはその名のとおり、圧倒的パワーで攻めてくる低音が全て。同じく低音推しのBA型、MH335DWよりも出ていました。ハイブリッド型ですが、KL-REFのつまみを振り切らせたイメージでしょうか。それでいて高音が埋もれるようなことはなく、アップテンポな楽曲にとてもよく合います。ずっと聞き続けると低音に酔ってしまいそうですが、これは嵌る。
oBravo erib-2a プラナーマグネティック イヤホン
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