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軍需品仕様のイヤホンケーブル「AL-APOLLO」のレビュー

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次に音質について、個人的な感想を。

AL-APOLLOは001と比較して、全体的な解像度の底上げと、特にボーカル付近の音圧上昇が期待できます。

apollo-monet

最もその違いを聞き取ることができた機種は萌音でした。001では量感たっぷりの低音と、もう一歩前に出てきてほしいボーカルといった標準的な萌音サウンドでしたが、AL-APOLLOを使用することで、ボーカルが1.5歩くらい前に出てきてくれてかなり楽しいサウンドに。驚きました。

低音量はあまり変化を感じられなかったため、相対的に迫力は抑えられましたが、萌音本来のオールマイティ用途にはAL-APOLLOのほうが適していると思います。よって◎。

apollo-parterre

次に使用したのがParterre。イヤーピースは標準のものを使用。

全体的にウォーム傾向だった音にメリハリがつき、萌音同様にボーカルが聞き取りやすくなりました。

低音量は変わらず。また、001ではなかった僅かな余韻を感じることもできました。こちらも◎。

fitear-al-apollo

fitearは個人的な好みからSpinFitを使用しています。

こちらはもともとボーカル重視で全体的に明るいサウンドでしたので、001から解像度が少し上がったかな?という程度で大きな変化は感じられませんでした。

ただ、目指す音の傾向は一致しているのでそれほど違和感なく、むしろ相性の良い組み合わせでした。これまでのfitearへの印象は変わらなかったため、〇としておきます。

mh335dwsr-al-apollo

最後にMH335DWSRについて。MH335DWSRのサウンドはボーカルもバックミュージックも絶妙なバランスで、自分の中では一つの完成系でしたが、AL-APOLLOが更に磨きをかけてくれるのではと期待していました。

結果、これまでの傾向と同様にボーカルが更に前に出てきてくれたのですが・・・ちょっと前に出すぎてしまった感じです。高音部分の刺さりも比較的耳につくようになりました。

個人的にどうしても元のバランスの方が好みになってしまうので、△。今回の比較対象ではありませんが、手持ちでは000がベストの組み合わせになっています。

 

まとめると、AL-APOLLOと好みの組み合わせは、Parterre>萌音>fitear>MH335DWSRという順番になりましたので、普段はもっぱらParterreで楽しんでいます。

 

リケーブル全般に言えますが、イヤホンとの相性は自分で聞いてみるまで分かりません。試聴環境がない場合は購入してみるまで分からないのが怖いところ。

その点、AL-APOLLOは市販されているケーブルと比べ、リーズナブルで手軽に楽しめますので結構おすすめ。今回のレビューも少しは参考になればと思います。

残念ながら、現在オーダーは停止していますが、2月にブログでお知らせがあるそうなので気になる方はチェックしてみると良いかもしれません。

http://airislog.wp.xdomain.jp/

 

最近はAL-Themisなる新ケーブルも作成中のようで、こちらも気になっているところです。

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1件のコメント

  • レポ乙
    こういう記事はとてもいいと思う