FOSTEX TH-X00の開封とファーストインプレッション
ヘッドホンの詳細については過去の記事をご覧ください。
Massdrop×FOSTEXのコラボヘッドホン「TH-X00」が発表
購入は受付が開始した11月27日の23時から約20分後。12月1日には限定数が完売し、4日に発送されました。
アメリカからドイツを経由し、20日に到着。購入金額は本体価格399.99ドル+送料15.00ドルで合計414.99ドル。
支払いはpaypal経由で、日本円にして53025円となりました。
パッケージは黒を基調としたシンプルなつくり。これといった特徴はないので全体像は省略します。Made in Chinaの文字。
パッケージに段ボールと二重の梱包でしたが、到着時には既に角が一つ潰れていました。海外からの長旅ですのでこんなものでしょう。中身が無事なら許容範囲内です。
本体の他に、付属品は収納袋が一つ。素材はPortaProに付属していたものと似ています。
それと付属品といって良いのか、パッケージとは別に標準→ミニの変換プラグが入っていました。
箱から取り出したところ。マホガニーの木目がとても綺麗です。
表面は光沢仕様となっていますが、光に当ててよくよく見ると、小さな窪みが結構見られました。木目によるものでしょうか。
使用する分には全く問題ありませんが、見つけてしまうと気になってしまうものです。
また、ハウジングとイヤーパッドとの隙間からも若干、つくりの粗さを感じました。
左側に型番とMassdropのロゴ、右側にシリアルナンバーが印字されています。300番台でした。
イヤーパッド部分。右が前方。TH900のものと比べて、耳の収まる部分が小さくなっています。パッド自体が少し回転し易いですが、標準的な良い着け心地です。
まだ鳴らし始めですが、音についても書き残しておきます。
第一印象に、中域の明瞭さが挙げられます。公式の紹介文にも中域を重視したとあるように、押し出し感が強く、ボーカルがBGMに埋もれてしまうようなことがありません。個人的にはちょっと勢いが強いので、今後の変化で少し落ち着いて欲しいところ。
低音も多めで、深いところまで沈み込みます。タイトというよりは少し柔らかめの音。
高音は抑え気味で、極端な刺さりなど、刺激は少ないです。記憶との比較ですが、TH900との大きな違いはここにあるかと。長時間のリスニング向きではあります。
音場は密閉型のそれでしたが、P-1uと合わせると、ガールズ&パンツァー劇場版OSTのような楽曲に奥行きと迫力が増し、大音量で気持ちよく聴くことが出来ました。
TH-X00は、遠目にはとても美しく、サウンドも十分に満足できるヘッドホンです。欲を言えばつくりがもう半歩・・・という感じですが、普段使いのヘッドホンとして長く使っていけそうです。
FOSTEX プレミアム・リファレンス・ヘッドホン TH900
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