ASUS ExpertBook B9を購入しました。検討編
メインのノートPC用にASUS ExpertBook B9を購入したので紹介します。今回は購入に至った経緯と、最終候補に残ったLenovo ThinkPad X1 Carbonとの比較がメインとなりますので、同じように悩んでいる人の後押しになればと思います。
スペックによっていくつかモデルが用意されていますが、購入したのはCore i7を搭載した最軽量モデルのB9450FA-BM0323TSです。
用途としてはブログ執筆、PCオーディオ用の母艦、WEB閲覧、撮影した写真の編集、音源や写真データの保存などなど。3Dゲームや動画編集はしません。使い慣れたソフトを使用したいので、OSはWindows。
以前はMicrosoft Surface Bookを使っていましたが、普段は外部モニタを使用してデスクトップPC化していたので分離機能はあまり使いませんでした。なので今回は通常のクラムシェル型で予算は20万円前後、そこそこの性能を持つ軽量ビジネスノートを中心に検討しました。
最終候補として残ったのはこのASUS ExpertBook B9とLenovo ThinkPad X1 Carbon(Gen 7th,8th)でした。それぞれのスペック紹介は公式HPに譲りますが、性能的にほぼ拮抗する中で主に次の点で比較検討しました。
ちなみに他メーカーではVAIO SX14、FUJITSU LIFEBOOK WU2/D2、Dell XPS 13などが候補に挙がっていましたが、予算内での性能がいまいちだったり、突出した何かが足りなかったりといった理由で今回は購入を見送っています。
◎軽さ
ExpertBook B9・・・870g~995g
X1 Carbon・・・1,090g~1,230g
これが購入の一番の理由になります。使っていたSurface Bookが1.6kgもあったのでどちらも驚くほど軽いのですが、ほぼ半分の重量しかないExpertBook B9のインパクトにやられました。バッテリーを2倍搭載したモデルでも1kgを切る重さは驚異的ですが、普段は電源につないだまま使用するので、数少ない持ち出し機会を満喫できるように最軽量モデルを選択しました。
◎拡張性
USBポートの数やHDMI端子があるのは共通ですが、X1 Carbonの方は規格が少し古いものとなっています。普段4Kモニタを接続しているので、リフレッシュレート60HzをカバーするHDMI 2.0を搭載したExperBook B9の方が優位です。X1 Carbonは別売りのドッキングステーションを購入するという手もありますが、まずはPC単体で完結させたいところ。ただどちらもmicroSDカードスロットが搭載されていないので、USBポート不足と合わせて何かしらのハブは購入することになりそうです。
また、公式HPではあまりプッシュされていませんが、ExpertBook B9には2つのSSDスロットが搭載されている点が個人的に興味を引きました。ノートPCの場合、記憶容量が不足するとPC単体で完結させるには内蔵SSDの換装が必要になりますが、空きスロットがあることでデータ移行の手間もなくSSDを増設するだけで解決します。使い切れるかはともかく、単純に大は小を兼ねるためかなり魅力的です。
〇保証
基本的な保証内容は同じと思いますが、故障の原因が何であっても部品代の20%の支払いだけで済む「ASUSのあんしん保証」に惹かれました。例えば上に書いたような個人によるSSDの増設によって万が一故障したとしても、この保証の対象になるため心強いです。
△画面
どちらも14.0型ですが、ExpertBook B9のFHDに対し、X1 CarbonはFHD(通常、タッチ機能付、プライバシーガード付)、WQHD、UHDと選択肢が豊富にあります。これも初めは大は小を兼ねると考えていましたが、高い解像度も14.0型の画面の中では宝の持ち腐れになりそうなこと、併せてバッテリーの持ちも悪くなること、そもそも普段は閉じて使用することから個人的には優位に働きませんでした。もし外出先でのビジネス用なら、プライバシーガードは欲しいですね。
×キーボード
個人的にキーボード(タイピング)にはこだわりが強い方です。普段は閉じて使用しますが、それでもキーのサイズ、配置、印字など、そこそこ重視します。この点ではX1 Carbonはキーボードの評判が高く、個人的にトラックポイントの使い心地も気になっていたのでかなり魅力的でした(ちなみに印字だけならVAIO SX14の隠し刻印モデルが好み。過去の無刻印モデルがあれば更にヨシ!)。
配列は日本語配列のままで問題ないのですが、ExpertBook B9はエンターキー周辺のキーが詰め込まれている感じと、Deleteキーの真横に電源ボタンがあるのがマイナスポイント。矢印キーのサイズも小さく使いづらそうです。
ある程度は設定と慣れでなんとかなりそうですが、もし私がノートPCのキーボードを酷使するような環境にあったなら、これまでの比較を全部無視してX1 Carbonを選択していたように思います。
両機種とも性能的にはほぼ同じ(X1 Carbon Gen 7のCore i7-10710Uモデルが突出していましたがもう売ってません・・・)だったため、これらの項目で比較検討した結果、総合的な評価の高かったExpertBook B9に決定しました。ポイントの溜まっていたヨドバシカメラで購入できたのも良かったです。
どちらも魅力的なモデルで非常に悩ましいところですが、軽さ、もしくはバッテリー駆動時間をとにかく重視するならExpertBook B9、キーボードを酷使する方ならX1 Carbonを選んでおけばとりあえずは間違いないかと思います。
開封編へ続きます・・・